7月11日(土) 美波町の飲ませサビキ釣り

飲ませサビキ 第三弾


トリプルタイフーンが太平洋上を北上。

今週は9号の影響で海上は大時化。

さすがに中止になるやろうなと思って 別のプランも画策していた。

週半ば 船頭さんに「今週は さすがに無理ですよね…」とお聞きすると

意外にも「いけるんちゃう?」って。 マジですか?


予定より早く 大型で強い台風9号が西へ通り過ぎたとはいえ

前夜の予報では 波浪注意報 うねり3mの高波に注意って。    

はぁ…(ため息)

うねりに弱い私としては 辛い修行の一日になりそうだ。



次にひかえる11号の影響か うねりは時間とともに収まる予報でもないので

正直 港で代金払って みんながんばって釣ってください とお見送りして

船に乗らないでおこうかと思ったほど。


昨日より だいぶ波も落ちて うねりも小さくなってきたよ という船頭さんの言葉で

ダウン覚悟で乗船することに。


今回はうねりに備え、艫の屋根付きベンチ?付きのシルバーシートにしてもらう。

トイレも近し ベッドも近いし 酔ったらすぐに飛び込める?


しかし意外にも 敵はうねりにあらず。

港を出た直後 

あれれっ?

真っ白?

台風接近中なのにどうして?

視界30m? 

となりにいるはずの源洋丸が見えない。

まさかの濃霧で出航後 3分で帰港!!


日和佐方面には これまで200回ほど釣りに来ていると思うが こんなことは初めてだ。

船を港に着け直し 霧が晴れるのを待つことに。



まぁ 風が吹いたり お日様が出れば 霧も晴れるでしょうと気楽にに構えていたが

風が吹いても ますます霧が濃くなっていくし

しばらく顔を出していたお日様は 厚い雲に覆われてしまうし。


このまま霧が晴れないと 出船中止か。


待って


待って


9:30まで待って … 


少し霧が晴れた感じだったので いけるかも?


「ちょっと港の前まで出てみて あかんかったらやめましょうか。」と船頭さん。


3時間半遅れて ようやく出航。

視界は何とか1kmほど。



近場でもイワシは回ってきているということで

近場から捜索開始。


港の前 … 異常なし!


由岐の瀬 … 異常なし!


どちらもイワシの姿さえ見えないようで … これはやばいかも。


伊島の清和丸は朝から入れ食いモード?で

タイやヒラメの舞い踊り ハマチにサワラに バンバンヒット中とのこと。

でも話を聞きつけて ここから1時間かけて着いたころには時合い終了ってパターンになりそう。

伊島周辺までは瀬戸内の潮汐が効いているいるので

潮の動きが変わると 魚の食いも変わる。


伊島がかすんで見える阿部沖まで北上。



ベイト反応ありということで

11時近くになって ようやく本日の釣りがスタートした。


釣り方は こんな感じ →  夏の飲ませサビキ(マダイなど)

最近は私のHPを見てくれて自作の仕掛けを作られる方も増えたようですが

ここ1〜2年は 仕掛けの枝の数を減らしてでも間隔を長く(80cm〜1m)とることと

仕掛けを逆につけること(フォールでウルメを掛かりやすくするため)

この2点に気を付けている。詳細については また後日。




今日は上8号×3本に下6号×3本(枝は7号)の連結仕掛けで釣り始め。


仕掛けを入れたら即ヒット。



本日最初の魚はハマチ大。

まわりの方も次々とハマチ〜メジロを取りこんでいる。

時合いの真っ最中?


スーパーウルメはバンバン掛かるし

ウルメを適度に固めてくれる 食べて美味しいお魚たち



40cm後半の大アジや大サバがよく掛かる。

これは適度に潮が動いている証拠。


こんなヤツも高活性。



今日はサメをたくさん釣ってしまった。

船に釣り上げただけでも5匹…


ガガガガガガ〜と変なアタリで



今シーズン 初サワラ。

他にも何発か切られてしまったが 本日取り込めたのは この1本だけ。



本命の鯛はおらんのか〜とみなさん嘆いていたら

ゴン と一発 強いアタリ。

竿先をガンガン叩くので 本命間違いなし。



久々にこのサイズのタイ釣った。

ナナマルにはちょっと届かない66cmではあるが。


ハマチにサワラにタイに …

あとヒラメ釣ったら 飲ませサビキグランドスラム達成なのだが。




伊島のパラダイスは朝だけだったようで

潮が変わって 食いもおちたようで



清和丸Vも参戦。


この直後 メジロに一気に走られ



清和丸のお客さんに仕掛けが絡むというこハプニングもあったが。

何とか身柄確保。



今日も青物やサメにもてあそばれ 本命マダイはほとんど釣れていない。

ベイトの付きも 青物のアタリも少なくなってきたかなと思っていたところ


ゴン!! 強烈なアタリ。

いい感じの手応え。



久々のナナマル 72cm

そうそう このサイズのマダイこそが飲ませサビキの魅力。


釣り開始直後の勢いはなくなったが

相変わらず大サバはよく掛かる。


マキエもしていない素針に40cm近いイサキが掛かるということは

底潮がよく効いていること。



海底が岩礁地帯のようで

ドット柄がおしゃれな ホウセキハタ。



すでに17時を回っているが

アディショナルタイムということで。



最後の流しで ゴンゴンと大鯛を思わせる引き。

余裕でナナマルありそうな手応え。

かなりの抵抗を見せながら 海面に姿を現したのは 確かにマダイ。

しかし あれれっ?サイズが???



マダイの下にハマチが付いてた…

ガンガン頭を叩くわりに(マダイの引き) 横に走る動き(ハマチ)なので変だと思った。


朝の4時間遅れは正直痛かったが

釣り開始直後から時合い突入で 今日も重量感たっぷりのお土産に。

濃霧で船出せずに撤収の危機からの逆転劇。結果オーライで十分楽しめた。



船中5人で ハマチ〜メジロ27匹 マダイ10匹? サワラ4本 

イサキ30匹 サバ50匹 アジ10匹 ホウセキハタ2匹 …


マダイは私の釣った3匹以外は なぜか小型のチャリサイズばかりであった。

ウルメではなくサビキに直接食いついたのであろうか?



何だか先週と同じような画像に。

先週より時間が短かかったし 人数も少なかったわりに よく釣れた。


80Lクーラーが氷なし 魚のみでいっぱいに。



何が食いつくかわからない どんな大物が釣れるかわからない

このワクワク感こそが この釣り最大の魅力なのである。


外道の部 アジもイサキもデカい。 その他にも 大サバ15本 イサキ5匹など



裏本命 青物の部 ハマチ大〜小ブリ



本命の部



本日の釣果 マダイ 72cm 〜5匹 メジロ 8本 
         サワラ ホウセキハタ イサキ サバ アジ